北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

定員割れ

 コロナ禍を経て、全国各地で開かれるマラソン大会の参加者が激減している。人気だった大会が定員割れを起こすほどで、福知山市で23日にある「福知山マラソン」は参加者が集まらず、直前の17日までエントリーを受け付けた▼私は2010年以降、福知山マラソンが開催されれば出場しており、今年もエントリーを済ませた。毎回、目指すのは「完走」。低レベルかもしれないが、目標を持つことで健康づくりができており、福知山マラソンのおかげで健康診断の数値は良好だ▼市民ランナーにとって、大会は走るモチベーションになる。では、なぜ参加者が減ったのか。思い当たるのは、参加費の高騰だ。全国的に値上がりしており、今年の福知山マラソンで1万2千円。10年と比べると2倍超にまで増えた▼物価高などがあるので、値上げはやむを得ないのだろう。ただ正直なところ、「高い」という印象は持ってしまう。昨年の福知山マラソンは1万人の定員に対してエントリー数はわずか3553人。定員を縮小した今年も、状況は変わらない。大会の存続が難しくなってきている。〔樋口〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    秋の味覚

    2021年10月01日

     秋の代表的な味覚として庶民に親しまれてきたサンマ。漁獲量は2019年から激減し、価格は上昇している。水産庁の見通しによると今年も漁獲量は低水準で推移…

    MORE
  • NO IMAGE

    スパイスカレー

    2024年02月21日

     冬の寒さが和らぎ、日が長くなってきた。春の訪れが感じられ、明るい気持ちになりそうだが、日本人にとっては一年の中で最も好き嫌いが分かれる時季ではないだ…

    MORE
  • NO IMAGE

    新商品

    2021年11月11日

    面白い取材だった。本日付の紙面で紹介した京丹後市商工会の新商品発表会。常日頃、記事にしようと探し回っている新たな商品やサービスを、一気にたくさん知るこ…

    MORE
  • NO IMAGE

    アーティスト

    2021年04月21日

     音楽やダンスなどの舞台芸術が好きで、少し前まではよくホールに足を運んでいた。しかし、コロナで全てが変わってしまった▼昨年は多くのホールや劇場が閉鎖さ…

    MORE