北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

マスク

 新型コロナウイルスの感染拡大で必需品となったマスク。以前は開店前のドラッグストアに行列ができるほど品薄だったが、今では色々な素材のマスクが店頭に並ぶ。中には地元の事業者が作るものもあり、気にして売り場を見ている▼あやべ特産館(綾部市)で売られているマスクは綿が中心。国内最大の絹織物産地にあるアミティ丹後(京丹後市)では、やはり絹織物を生かしたマスクが多い。いずれの地域にしても売れるからか、売り場に置かれる商品は増えているように感じる▼マスクが不足していた頃、既に自社製マスクを商品化していた事業者に取材を依頼した。新型コロナで生じた需要をいち早く取り込んだ事例として紙面で紹介したかったが、「注文が殺到していて対応できる状況ではない」と断られた。事業者が次々とマスク作りに乗り出した今となっては、記事にしづらくなった▼このほかにも、面白い構想であったものの商品化が実現せず、記事にできなかったマスクもある。競合は多いが、当面は需要が続く分野。北近畿のマスクビジネスに注目している。〔樋口〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    中食

    2021年12月21日

     新型コロナウイルスの感染が広がってから外食の需要が縮小した一方、持ち帰りや宅配による「中食」の市場が拡大した。感染が急増した昨年の今ごろは、中止にな…

    MORE
  • NO IMAGE

    登山

    2023年09月01日

     新型コロナウイルスの5類移行後、富士山は登山者数が急増した。山頂付近では登山者による渋滞が発生し、「マナー違反」も増加している。一方、私がよく登る綾…

    MORE
  • NO IMAGE

    卯年

    2023年01月11日

     3年ぶりに行動制限がなかった正月休みは例年より暖かく、穏やかに過ごせた。卯年は芽を出した植物が育ち、茎や葉が大きくなる時期で目に見えて大きく成長する…

    MORE
  • NO IMAGE

    給付金

    2020年08月01日

     「掲載されていた美術館に行った」「夏休みにあの博物館に出かけようかと思っている」―。うれしいことに7月21日付の弊紙を見た知り合いの読者からこのよう…

    MORE