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高温続き

 30度近い気温もようやく下がり、過ごしやすくなった。カレンダーをみると冬の手前の11月。やはりこの気温の高さは異常だ▼気象庁によると、今夏の気温は全国的にかなり高く、1946年の統計開始以降、西日本と沖縄・奄美では1位、東日本では1位タイの高温だった▼また、日本の平均気温の基準値からの偏差はプラス1・76度で、統計を始めた1898年以降の夏として2023年の記録と並び、1位タイ。我々の住む西日本・日本海側の日照時間は特に長かったといい、雨も少なかったため舞鶴、豊岡など北近畿のまちの気温が近畿中南部の都市を上回る日が続いた▼高温は日本だけでなく世界的な傾向だ。世界気象機関(WMO)は、北半球の多くの地域を襲う熱波が夏の日常になり、5年間(今年含む)は前年より更に暑くなる可能性を指摘している▼少なくともこれから数年は高温続きで、北近畿の主な産業である農業、水産業、イベントを含む観光業に大きな影響があるということ。短めの冬と長い灼熱の夏に適応した策が肝要で、過ごしやすい今から知恵を絞ってきたい。〔岩本〕

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