北近畿経済新聞ONLINE

地域経済の明日を見つめる

TEL.0773-42-6800

雑記ノートBLOG

赤れんが

 最近、取材で膝を打つ思いをした。舞鶴市の舞鶴赤れんがパークに完成したシェアオフィスに入居したIT企業の社長の言葉だ▼東京都に本社を置く、その企業は西舞鶴のマンション一室に舞鶴支社を構えていたが、赤れんがパークにオフィス空間ができることを知ると、真っ先に契約した。理由を尋ねると、意外な答えが返ってきた▼今、舞鶴のイメージといえば「赤れんが」なのだそうだ。ひと昔前までは海上自衛隊や海鮮市場などだった。今は赤れんがのブランド力が高く、オフィスを構えていることが会社のステータスになり、若い従業員を獲得する面でも大きな武器になるという▼行政や観光団体のブランディングが成果を上げており、若い層を中心に同市のイメージは確実に変革しているようだ▼私は、観光拠点の赤れんがパークを企業誘致のシンボルとしてもフル活用する絶好の機会が訪れていると思う。市にはITなど先進企業に応じた補助金などのインセンティブ制度を早急に拡充してほしい。迷っているうちに若者はまちを出ていく。鉄は熱いうちに打たねばならない。〔岩本〕

共有

関連記事

  • NO IMAGE

    卯年

    2023年01月11日

     3年ぶりに行動制限がなかった正月休みは例年より暖かく、穏やかに過ごせた。卯年は芽を出した植物が育ち、茎や葉が大きくなる時期で目に見えて大きく成長する…

    MORE
  • NO IMAGE

    インボイス

    2023年10月01日

     インボイス(適格請求書)制度が1日からスタートした。わが社でも対応する請求書に変更するなどの対応は済ませたものの、果たしてこれで準備は完了したと言い…

    MORE
  • NO IMAGE

    動画

    2022年05月01日

    初めて「動画」の撮影と編集をやってみた。といっても、内容は大したことはない。写真だけでは良さが伝わりにくい取材先をスマホで動画撮影。パソコンの編集ソフ…

    MORE
  • NO IMAGE

    家飲み

    2021年07月01日

     本日付4面で㈱丹後王国ブルワリー(京丹後市)のクラフトビールの事業を紹介した。新型コロナウイルスの影響で飲食店向けの販売は低調に推移しているが、「家…

    MORE