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大台

 新年度の業務が始まった。緊迫する中東情勢を背景に原油価格の高騰とそれに伴う物価高への懸念が強く意識される異例の幕開けとなり、先行き不安感が漂う。しかし、直近の弊紙紙面を振り返ると、北近畿の観光面では明るい材料が垣間見える▼豊岡市の2025年外国人客宿泊数(延べ人数)は前年より3割も多い10万2270人で初めて10万人に到達。伊根町の25年観光入り込み数も初めて年間50万人を突破するといい、舞鶴市の舞鶴赤れんがパークの25年度来場数は初めて100万人を突破。各地で大台を達成した▼観光業は地域経済においてすそ野が広い産業で、異業種との連携で今までにない魅力と高い経済波及効果を生み出す。関係人口の創出にもつながり、北近畿の自治体で最重要課題ともいえる移住・定住を促進する重要な要素と成り得る▼原油高騰、物価高は日々の暮らしや企業活動、特に中小零細企業にとって深刻な負担となっているが、確かな数字を踏まえて実りある大胆な政策や事業を考えたい。大きな節目を迎えた今こそ足元に向いた視界を上げようではないか。〔岩本〕

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